まず驚いたのは、諫早駅前に中学生らしき集団が並んでいて、「今日は頑張ってください!」と声をかけてくれたこと。手には浦和レッズのイラストやロゴ。
駅に歓迎の弾幕が掲げられていることはありますが、直接声を掛けられるのは珍しい。「文字より生の声の方が強い」という、よく考えれば当たり前のことに気づかされました。
歩いていくと駅前商店街が現れましたが、浦和レッズサポだと分かってくれ「赤いですから是非食べてください」と諫早名産のミニトマトとお茶をいただきました。
また進んでいくと、浦和レッズサポの歌う応援歌(コール)をBGMに流してくれる牡蠣屋さんもいたり、
Twitterでは列整理前で動けない、朝のビジター待機列に角煮まんじゅうを売り込みに来てくれたりもしていたようです。
あと、入場後に配られた袋の中って普通DAZNとかのチラシなんですけど、山盛りの観光パンフレットと、観光地で売ってそうなクリアファイルとマグネットクリップが入ってました。
タダで貰っちゃっていいのかこれ・・・
どれも異邦人である我々を和ませてくれるユーモアと商魂に溢れた歓迎で、当然僕は「このスタジアム好きぃ・・・絶対また来るぅ・・・」とキュン死にしそうでした。
諫早の皆さんは、観光地としての長崎に自信を持っていて、サッカーを通して訪れた人々をリピーターにしようとしてるみたいです。
今回行ってみてわかったけど、諫早は長崎県の交通の中心地で、
貿易の街長崎市へ行くにも、
ハウステンボスのある佐世保行くにも、
島原天草一揆で有名な島原へ行くにも便利。諫早自身も漁港という強みもある。
そして、確実に「一泊二日で行き切るのは不可能」なんです。諫早1日、他の街1日で終わる。単純に考えても、2〜3回は楽しめるんですよ。長崎という県は。
なるほど〜いい所に本拠地構えられましたね〜と、こりゃ一本とられたな、という気が致しました。
V・ファーレン長崎が担っているのは新規の集客であり、諫早の皆さんはその囲い込みをしてる。そこで得た客は長崎県内の観光地にも金を落としていく。
県下一体となってビジネスに取り組んでいるんだ、というのが皆さんの顔に書いてあるようでした。
長崎の場合、面白いサッカーをするのと、チームが強くなっていくことは、高田明社長が来たことで現実になりつつあるんです。
面白いサッカーをするということは、Jリーグのサポーター1000万人の脳に直接、「長崎との試合は面白くなりそうだから、行こうかな」と考えさせる効果があります。
その上アウェーでこんな歓迎されちゃったら・・・気持ち的に課金させてくれないと、このままじゃ帰れない。
そして長崎県は実際、超楽しいです。僕はもう来年の観戦の時の観光を考えています。
思えば長崎はJ2に参入してすぐにJ1昇格プレーオフに出場し、あのカオスなJ2から5年でJ1に昇格した、突破力のあるチーム。
そして長崎でサッカーといえば、高校サッカーの強豪、国見高校。JリーガーにもOBが沢山います。
サッカーを愛する土壌と魅力溢れるプレーを、地元の皆さんも高く評価しているのだと思えば、ピッチ外の高い連携力が生まれているのも納得です。
いろいろ言いましたが、
V・ファーレン長崎との対戦、また行きたいぞ
地元の皆さん、いいぞもっとやれ
長崎県たのし〜〜
というお話でした。今回はここまで!
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