カメラを買いに行ったら店員さんとの値引きタイトルマッチが始まった SONY α7C + SEL35F18F

右ねじです。  


去年の夏くらいからず~っと仕事でハイプレッシャーハイパフォーマンスだったので、 気軽に旅行に行けない今年の雰囲気は最悪だな~と思っています。 


去年の11月頃は「2020年の夏を過ぎれば落ち着くから、秋にはキャンプに行こう…」と考えていたのですが 

今年の2月頃に、11月にリリースするもうひと山が来てしまって、ブチギレながらようやく終わらせたところです。 


この1年ちょっとのストレスがいま、僕に溜まりに溜まっています。 


そういう時どうすればいいか。自分のメンタルケア方法はわかっています。

散財をしましょう。


そろそろちゃんとしたカメラが欲しかった

僕が普段使ってるのは、雑貨や料理、風景を撮るのにPanasonicの「LUMIX GF9」。 

これは去年の5月くらいに買ったのですが、型落ちでダブルズームキットでも5万円台でした。 

安い分性能は旅行に使える最低限という感じで、付属レンズは24-64mmのズームと、50mmF1.7という明るい単焦点でした。  


また、どんな撮影になるかわからない時にとりあえず持っていたのが、「SONY RX10M2」。 

一眼レフのような見た目の高級コンパクトで、24-200mmで全域F2.8だけど、流石に5年前の機種だし現行商品と性能差が開いてきた。 


正直GF9は持ち運びしやすいし良くボケるし好きだったんだけど、 マニュアル撮影時の自由度が低くて、ある種「まぁこれでいっか」という写真になることが多かった。 

一方RX10M2はかなり使いやすかったけど、大きいし重いし、レンズ固定だから融通が利かなかった。 


もう…そろそろこの悩み解決しちゃおう。 

マニュアルでとことん操作しやすくて、小さくて軽くて、レンズ交換できるカメラが欲しい!


SONY α7C ズームレンズキット

僕は写真にはまるきっかけとなったのがRX1なので、思い切ってSONYのフルサイズにしました。 



α7Cの見た目に一目ぼれしたの半分、USB接続がType-Cなの半分くらいの理由で、α7Cのシルバーを買うことに決定。 


そしてボディだけ買ってレンズは別途ということもできたのですが、 α7Cのために作られた新型のSEL2860が一般発売されるのが来年1月。

そして単体で買うと6万ですがセットで買うとボディ+3万円という破格。 


これはとりあえずズームレンズにしておいて損はないでしょう。 


しかし僕が去年SONYのフルサイズを買わなかった理由、「気軽に買える値段じゃない」が脳裏によぎります。  


ソニーストアでなんの割引もなく買うと、¥263,230(税込)。

僕は三脚兼グリップと保護フィルムも欲しいのでそれも入れると、¥279,849(税込)。 


ソニーストアで会員登録をしておくと勝手に10%オフクーポンとかが送られてきますので、それを使うと¥251,566(税込)。 

2万ちょっとも値引かれるなんて、申し訳ない気持ちに若干なりますね…。 


しかしソニーストアで買うと届くのは翌々日以降…

こういうのは買った日に持ち帰りたい。 


値引き交渉なんてやったことがないけど、試しにヨドバシカメラに行ってみました。


察しが良すぎるヨドバシ店員

僕が店内に入るとα7Cを見ている人が他に居ました。

その人の肩越しに値札を見ていたら「こちらにもう一台ありますよ」と店員さん。 


この人、SONYの販売員さんではなくちゃんとヨドバシの方だったので、

早速相談開始…しようとしたところ、 

「α7Cは発売から1か月経ったので、思い切ってお値引きできますよ」との先制パンチ炸裂。 

僕も負けじと「現金おろしてきてるんで、正直買う気で来ました」。 


価格を提示したい店員さんと、一度に最大限の額を提示してもらえるよう、

一緒に買おうと思ってるものを全て伝える僕。

息もできぬほどの攻防を経て全ての情報が出そろったところで、1ラウンド目終了のゴングが鳴り、店員さんがコーナーに戻っていきました。 


この試合、かなり激しい打ち合いですが確実に勝機(商機)はあるので、油断せずに打ち続けたいところ。 


ラウンド2、ファイッ カーン  


店員「このお値段になります」 

¥244,400(税込) 

いきなりボディーに一発くらいました。この店員さん、ジャブから入って様子見てなんて、甘っちょろいことをして来ない。 


 打たれた衝撃と痛みからガードが下がる。


店員「ポイントが税込みの値段につきますので、24,400ポイントになります」 

あっこれワンツーだ 

店員「ポイント差し引くと、実質¥219,600になります」 


渾身のストレート、ロープまで吹っ飛ばされ上半身がリングの外にはみだす。 

僕は受け身も取れないままリングに倒れこむ。 


安い…めっちゃお得だ…。 


御花畑(秩父)にいるかのような幸福感、そのまま目を閉じて耳を済ませれば、魔女宅のEDが聞こえてくる雰囲気。 

カウントするレフェリーが松任谷由実に見えてきた。 


この試合、負けだ。立ち上がっても、この店員さんに勝てる気がしない。 

というか勝つってなんだ。僕はカメラを買いに来たんだ。 

そうだ、打ちのめされてる場合じゃない。値引き交渉と言えばのアレを言うんだ。「端数分値引きしてください」を。 

いや端数なくね?400円値引いてもらうん恥ずかしくないか? 


まとまらない思考、ロープにつかまりながらなんとか立ち上がり、もう何もできないとわかりながらファイティングポーズをとっていた。 


それを見て全てを理解したのか、店員さんは深く腰を落とし視界から消えた。 

「ヨドバシのクレジットカードを作ってくだされば、端数をお値引きして¥240,000にしますよ」  


そのあと試合がどうなったのか、僕は覚えていない。 

後になってわかったのは、最後の一撃がアッパーだったということと、 

¥24,000分ポイントで欲しかった付属品はすべて買えたうえ、

M42→SONY Eのマウントアダプターまで買えたことと、 

それでもまだポイントが残っているということ。 


持ち帰りたい一心で少し高くてもいいやと多めにおろした30万円から、6万円も残ってしまった。

歴史的大勝だった。 

ノックアウトされたのに勝つなんて思わなかったね。


本当は35mmの明るいレンズも欲しい

残った6万円の使い道ですが、僕はやっぱり35mmの明るいレンズがどうしても欲しい。 


どうせいつか買うなら、手元にあるこれを使っちゃえと思い、

中古でいいからSEL35F18Fが無いか探しました。 


そしたら町田にある中古カメラ屋に、木曜日に入荷したっぽい情報があったので、

本日開店と同時に行ってきました。 


右ねじ「ここにSEL35F18Fがあるとネットでみたのですが」 

店員さん「それまだ商品化してないので、ここにはないです」 


カウンターで即試合終了でした。  


町田まで来て…とは思いましたが、昨夜テンションが上がってしまったんだからしょうがないですよね。 

帰り道の新宿にもカメラ屋さんはたくさんあるので、その中の1店、マップカメラ本館に行ってみたら、中古のSEL35F18Fがありました。 


あるじゃん!! 


値段も税込みで6万数百円だったので、即決で購入手続きを始めました。 


レンズ内ホコリありとのことでしたので、その状態を確認させてもらい、 

カメラに取り付けて実際撮影するのにはなんの影響もないことを確認しました。 

中古品を購入するときってドキドキなんですね…自分の判断だから。  


これください、あとレンズフィルターもくださいと言ったところで、店員さんから待ったが入りました。 


「実はSONYのレンズは、新品なら1万円キャッシュバックキャンペーンやってました。」 

「新品のお値段は、税込みでこちらです(6万3千円くらい)」 

えっじゃあ1万円差し引いたら… 

「新品の方が安いです。ご案内が遅くなり申し訳ございません。」 


レンズフィルターをつけても、6万5千円ちょっと。

1万円キャッシュバックされたら、5万5千円になっちゃう。 


またしても使いきれないのか。ヨドバシのポイントも、現金も。 


ありがとうございます。新品でお願いします。あ、5%で保証つけれるんですか、じゃあお願いします。 


そうして結局僕は、マップカメラで6万8千円とちょっと払って、SEL35F18Fを手に入れてしまいました。


SONYのキャッシュバックキャンペーンに応募しよう

マップカメラさんが「応募に必要な領収書と保証書、コピーしておきました」と言ってくれていたのですが、

 なんと応募用紙と応募用封筒(ふるさと納税でよくある、A4の用紙を折って糊付けして封筒にするやつ)まで同封しておいてくれました。 

キャンペーンの対象となるのはα7RIIIとα7III、あとはレンズとアクセサリーです。 

ん?アクセサリー?付属品? 


このシューティンググリップ、一昨日買ったぞ!!!! 

レシートと保証書、それと箱のバーコード部分を切り取って、必要事項を記入してSONYに送ると、 

1~2か月後に指定した銀行口座にキャッシュバック金額が振り込まれるようです。 


レンズのSEL35F18Fが¥10,000、

アクセサリーのGP-VPT2BTで¥2,000キャッシュバックとなります。 


どれだけ得したの

もし何の割引も値引きもなかったら?


得した額がおかしい。 

ちゃんと相談したらこんなに違うのか。 

今度からネットでばかり買い物しないで、高い奴はちゃんとお店で交渉しよ。


とはいえ撮る写真の傾向は変わらない

新聞をクールに保存してる?


酔いつぶれて寝てるカラーコーン


体温計 on the way


瑞々しい不法投棄


今日は前からずっと気になっていた、NIKKA BLOCK CAFEに行ってみた。

SEL35F18FのF値1.8の良いところ、お客さんの顔を写さないようにお店の雰囲気の良さが撮れる。


電源もWi-Fiも使えるめっちゃいいカフェだった。メニュー的には夕飯時にも使えそう。


にこるんビーム


ではまた


ほねでざいん honesty-to-desire.inc

あれもしたいこれもほしい、欲求に正直なホモサピエンスのチラシの裏 I live honesty to my desire.

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