パソコンメーカーは、スマホ用サイトに力を入れよう。

右ねじです。

先日、「アンバサダー出番だぞ」と呼ばれたとき、ちょうど出先だったんで手元にパソコンがなかったんですよ。それで画面の情報量は少ないけどスマホで調べていたんですけど、とんでもないことに気づいてしまいました。今日はそれをお伝えしたくて筆を執った次第です。


僕が気付いたこと、それは


「自分にぴったりのパソコン、スマホで探すの難すぎ問題」


これ、です。


マシ・オカ。


珍しく最短距離で本題に入ったので、副作用でマシ・オカが出てしまいました。


僕はデルアンバサダーなので、当然デルの公式ストアから検索して候補を出そうと考えたのですが、これがなかなか上手くスペックで絞れなかったり、1画面で表示できる情報が少なすぎて、何度もスクロールしないといけなかったり…

これ、アカンでしょ!スマホばかり売れてパソコンが売れなくなっている原因の一つ、これやろ!

今の時代、Googleさんもモバイルファーストを打ち出してるんですし、何かものを探すときに最初に手にするのはスマートフォン一択なのは逃れようのない事実です。

多分だけど4年くらい前からずっと、「公式サイトをスマホ最適化したパソコンメーカーが、最も売り上げを伸ばせる」のかもしれない。


というわけで、主要メーカー各社のスマホ版公式オンラインショップを比較して、どこが一番パソコンを調べやすいか、まとめてみました。



パソコンメーカーサイトで採用されている検索機能一覧

まず、最もよく採用されている機能は、「サイズ別検索」でした。(8/13)

確かにサイズは重要な情報です。ざっくりどれくらいの大きさかわかれば、それが自分にとって使いやすいかがわかるから。


次に採用されているのが、「ランク別検索」と「スペック検索」。(ともに5/13)

ランク別検索は、ハイスペック・スタンダード・エントリーとか。

スペック検索は、CPUやメモリ、画面サイズ、OS、Officeの有無、価格帯などを選択して絞り込む形式。


続いて「価格絞込み」(4/13)。スペック検索に同梱されてる場合もあれば、独立して検索できる場合もありました。


少ないですが、「活用法」(3/13)といって、リビングで使うとか、長時間外で使うとかもありました。

どこかで見たのですが、男性はスペックで物を選ぶのに対し、女性は自分の使い方にフィットするかどうかを重視する傾向があるらしいです。


最もニッチな検索機能は、「価格並び替え」(2/13)でした。

なんとhpとDELLのみ。まじか。


個人的な探しやすさランキングでは、以下の通りでした。


1位 hp    最もスマホ向きのサイト。
2位 DELL    機能が充実しているが、挙動が若干あやしい
3位 レノボ     価格並び替えはないけど、検索機能が充実してる



「パソコンを買うときに重視するポイント」を見誤ってはいけない

以前僕は、パソコンを選ぶためのヒアリングシートを作りました。

  1. 予算はいくら?アバウトなら2万円刻みで 
  2. ノートPC?持ち運ぶ?デスクならモニターは持ってる?Windowsタブレット? 
  3. サイズはどのくらい?何インチ?今使ってるの何?それより大きいor小さいの希望は? 
  4. Office必要? 
  5. 動画編集/ゲームする? 
  6. 絶対に必要な端子(HDMI、VGA、有線LAN等)は? 
  7. いつまでに欲しい? 
  8. 今使ってるPCのキーボード面の写真か、機種教えて?

これを上記の検索機能に当てはめると、こうなります

  1. 価格で絞込み
  2. タイプ別検索?
  3. サイズ別検索
  4. スペック検索
  5. スペック検索
  6. スペック検索
  7. その他
  8. その他


僕の経験上ですが、最も重要な質問は「価格」だと思います。

いくらでも構わないからパソコンが欲しい、という人は基本的に居ません。パソコンが無いと困る時代じゃないので。メインはスマホで、それ以上の何かを求めるときにパソコンを見るんですよね。

そこで価格を見て、欲しさと釣り合ってるかで最終的に判断するというのは、まぁパソコンに限らずそうじゃないでしょうか?


そして、並び替え機能が気が利いていないと、スマホで探しているときに「もういいや」と諦めたい気持ちになってしまいます。特に価格並び替え。価格はどんな人でも共通で理解できる、客観的な基準です。それで並び替えた状態で、細かいスペックの違いを見ていったほうが探しやすいのではないでしょうか。

なので価格絞込ができるか、価格で並び替えができるかどうかは、結構重要な要素だと思います。



次に重要なのが「スペック検索」だと思います。それは先ほども言った通り、ユーザーは「スマホにできないこと」をパソコンに求めているからです。それは例えばOfficeソフトであったり、パソコンゲームができたり、動画編集や機材との接続ができるなどであったりもすると思います。


サイズ別検索と活用法別検索は、「ほしいパソコンにたどり着くまでのステップ数が多い」と感じました。サイズや使い道で選択した後、商品一つ一つを見比べながら、詳細開きながら、欲しいものがすべて備わっているか確かめないといけないからです。それだったら必要なスペックと一緒にサイズも選べればいい話です。


まとめると、「価格とスペックで、欲しいものを絞り込んで検索できる」というのがぱっと見わかるようなスマホ用サイトを作っておかないと、パソコン買ってもらえなくなるぞ。というのと、

われらがDELLは結構探しやすいぞ。ということでした。



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