Ruby silverとAWS SAA-C02合格したけど、勉強したくないなと思ってしまった話。

らっしゃっせー、右ねじです。


久しぶりに勉強の話

  • 弊社は元々自己啓発サポートの一環で、IPA系資格取得のサポート(通信講座受講料・合格時の奨励金)があった 
  • 僕自身は基本情報技術者・情報セキュリティマネジメントは取得済み。応用情報を受験しようかと準備していた 
  • 2020年に会社の方針が変わり、IT関連職の社員には、IPA系の資格よりも実務系の資格、要はクラウドサービスや言語ごとの認定資格を取得するようお達しがでた 
  • 事前になんの資格を目指すかのアンケート(選択肢に「無し」はない)に基づいて、個人のタスクに資格取得が追加 
  • それに伴い、資格取得に向けた通信講座の受講料を会社が負担する、資格合格時には受験料を会社からキャッシュバックするのをプレ運用開始 
  • 資格取得に向けた学習状況・資格取得状況は、プラス分のみ評価に影響する(ってことは、やらない人は相対的にマイナスじゃんね) 
  • ちなみに僕はRuby silver取りたいなんて希望してない。


そして、資格取得のための勉強時間は、勤務時間には含まない。 

会社が出した金で会社の指示で勉強してるのに勤務時間に入らないの本当に納得がいかないので、僕なりの抵抗として暗記で時間をかけずに資格を取ってやることにした。


Ruby技術者認定試験 silver


勉強時間 

9/26:6時間 

9/27:6時間 

9/28 合格 


 前提:RubyはやったことないけどRuby on Railsは少し触ったことがある。


わかる人はわかると思うけど、Rubyだけ勉強したって何にもならない。 

しかもEOL過ぎたRuby2.1系の問題しか出ない。 

問題は文法とモジュールだけ覚えれば何とかなる。


RExというRuby技術者認定試験用の問題集サイトがあって、そこが300問収録してるので、それを16周した。 

1回50問なので累計800問解いたことになる。 

ただ問題集1種類だけで試験に臨むのはさすがに怖かった(一応受験料が1.6kするし)のと、RExやっててわからなかったときに参照しようと思って参考書兼問題集を一冊買っていたので、最後はその問題集を解いた。

どちらかというと問題集のほうが難しく、RExで全くでなかった問題があった。 

実際の試験でも問題集の内容のほうが当たってた感じだったので、必ず問題集も解いておくべきだと思う。 

100点満点中、75点以上で合格のところ、80点だった。最低限の労力で取れた感がすごい。 


会社の援助でオンラインプログラミング学習ツールでもRubyを勉強してはいたけど、あんなものやっててもどのモジュールがどれと同じかなんて全然身につかない。 

ヒントを頼りに空気読んで文字打ち込むだけのツールだと思った。 

それよりも試験形式でひたすら問題を解いたほうが、間違えた時の脳への浸透率が高い。 


この勉強を始める直前に「資格試験を短期間で突破できるのか」という企画を思いついてサムネを作った。 ただ暗記なので、勉強中に配信できるものが特になく、作業用BGMと問題解いてる画面を出すだけになった。 昔テレビであったドラゴン桜的な企画って、めちゃくちゃ大変なんだなぁと思った。 


AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト

勉強時間 

10/3:3.5時間 

10/4:5時間 

10/5 合格 


前提:3年前にAWSで画像配信サービスのAWS管理だけ担当、去年AWS Cloud9を使うUdemy講座で少し触れた。


これは運が悪いことに、今年僕が受験する前に数年ぶりの試験内容アップデートがあったらしく、世に出ている参考書類が陳腐化していた。 

会社負担の通信講座は新バージョン対応だったのでまじめに勉強すれば多分大丈夫だったと思う。

しかしまじめに勉強するのが目的ではないのでほぼ垂れ流し受講だった。

けど、途中の小テストも全てクリアし、模擬試験も90%以上取れるように再テストして修了した。 

たださすがにこれでは受かる気がしなかったので、自腹でもう一講座、6回分の模擬試験が入ったやつを受講した。 



1~4回目まで受講した時点で4時間近くになってしまったので、最後に新バージョン対応問題だけ解いて、寝た。 

ちなみに模擬試験だけ受けているので、1回目は基本的に6割も取れない。 

回答解説を全問分おさらいして、再テストして90%以上とれたら次を受けるという進め方だった。 


翌朝、新バージョン対応問題を解いてみたら100%だったので、試験会場に向かいながら最後の5回目の模擬試験を解いていたが、正答率40%だった。 

おさらい途中で着いてしまったので勉強はそこまで。


ぶっちゃけ実際の問題は模擬試験に出てきた内容とは結構違って、おいふざけんなと思いました。 いや、すみません、そりゃそうですよね。 いつでも受験できるテストな代わりに、試験後に問題を持ち帰ったり振り返ったりできないし、答え合わせとかもないので。


実際の試験の問題設定がかなりふわっとした状況に対して、ソリューションアーキテクトとしてどうアドバイスすべきか?という内容が多かった。意図的に言葉足らずになっている感もありました。 

このへんは普段の仕事のときと同じく、「問題の根本はどこか?」を想像しながら話を聞くことだと思いました。


これは個人の感想ですが、模擬試験とか受けてるときからメモを一切取らず、頭の中で構成を思い浮かべて解いていたおかげで、実際もほぼ文章読むだけで状況が把握できていた気がします。 

メモをとることもできますが、時間の無駄だし、どうしても書くうちに情報が乱雑になってしまうから、そこの修正とかに気を取られないで済んだ。


手ごたえ的には40%くらいしか解けた気がしなかったので、「まぁこれも経験だ」と思って試験終了したら、画面に合格と出ていたので信じられなかった。


暗記だから実際には役に立たないだろうと思ったけど、模擬試験から実務問題までかなりの割合で、 

  • ストレージとDBインスタンスタイプの選定 
  • サーバーレスのアプリケーション実行 
  • グローバルなコンテンツ配信 
  • オンプレ環境とAWSの接続・移行手段

について問われていたので、その辺のことを考える上では「確かこんな機能があってこの組み合わせが最適だったな」ぐらいは覚えてしまった。  

会社のやり方にムカついてサボったつもりなのに 合格してたし、知識として役に立ってしまいそうだ。



なにはともあれ、もう勉強しなくてよくなった。って考えているのが最悪だし最大の失敗。


僕は何かやらなきゃいけないことが残っているのに、別のことに手を付けるというのが苦手。なんとなく気が引けて楽しめなくなる。 

そしてそれはこの、「業務時間外に勉強しろよ」という会社の方針のせいで休日を休日として楽しめなくなることに繋がっていて、早く何とかしたいけど勉強するのは癪で、なかなか手を出せずにいたので、今日までかかってしまった。 


 本当に弊社、人をやる気にさせるのが下手なんだよ。


何が一番腹が立つって、

超忙しい業務を抱えてるのに業務時間を圧迫されて、 

こういう資格取得関係のチームに入れられて(正式な人事発令ではないから評価上なんのメリットもない)、 

会議のたびに色々提言してきたのに、その都度うやむやにされたことだ。 


結果的にこの資格取得カリキュラムは、僕にとって納得いかない、 

「個人のやる気を引き出せないもの」になってしまった。


  • 意見を聞く気がないなら会議に呼ぶな 
  • どうでもいい雑務をさせるためだけに兼務の人間しかいないチームを作るな 
  • 忙しいっつってんのが聞こえないのか

普段はいろいろ決定しないといけない仕事なので、こんなにいろいろ言っても何も反映されず何もよくなっていかない状況って初めて経験した。 

「仕事上の決定権がない」ってメンタルヘルス低下させる要因なんだよな、というのを身をもって実感した。 


推進しなければいけない立場にいたのに、多分社内で僕が一番モチベーションが低かった。 

こんなことから早く離れたい、終わらせたい、そう思ってしまった。


数日間のプレッシャースタディで片づけることができたからよかったけど、これで不合格だったらまた勉強しないといけなかったんだと思うとぞっとする。

納得がいってないことを無給で、自分で終わらせることができない勉強を合格するまでしなければいけないと思うと…


いややっぱ業務だろこれ。

会社への帰属意識とか、正義感・責任感みたいなものをふわっと掴んで、なんとなくやらなきゃいけない雰囲気。 

忖度なんて言う言葉が最近流行語になりましたけど、めくりをはがしたら書いてあったレベルでピッタリ合う状況。 

「はっきり言われてないけど、多分やらないといけないんだよな」っていうタスクって僕調べで最もメンタルヘルスによくない。


皆さん楽しくない勉強をさせてしまい申し訳ない。 

でも僕はそうならないように、色々提言したけどすべて却下されたんです。 


恨むならあのファッキンアスホールを恨んでくれ。じゃあな。

ほねでざいん honesty-to-desire.inc

あれもしたいこれもほしい、欲求に正直なホモサピエンスのチラシの裏 I live honesty to my desire.

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