どうも右ねじです。
東京の恵比寿でエストニア雑貨店を営んでおります。
今年の夏休みはそんなお店の商品に触発され、リフレッシュ休暇を利用してエストニアに旅行することにしました!
旅程は、
東京~モスクワ 2時間半の乗り換え モスクワ~エストニアの首都タリンに1日目のうちに到着!
3日間観光して、
タリン~モスクワ、5時間の乗り換え、モスクワ~成田で帰国です!
二日目の朝4時に起きて、これを書きはじめています。僕は今、モスクワにいます!
え?
リフレッシュ休暇でゆったりエストニア旅行
~1日目 焦燥のモスクワ一泊編~
出発時刻が12時頃だったので、僕は早めに行こうとして、3時間前には空港についていました。わくわくしすぎ。
銀座から成田空港まで1時間半で1,000円というJRバスがあったので、それを利用しました。京成やら何やらでいくよりも安かった!
ゆったり朝マックしたり、本屋をのぞいたりしながらチキンステーキと合流。
エストニア雑貨店を手伝ってるのがそもそもチキステの縁だし、いっしょにやってるんで。
流石に去年もマレーシアへ一緒に行ってるので、搭乗券ゲット、出国審査、搭乗とつつがなく進みました。
みえますか?アエロフロートですよ。この乗りなれない航空会社を利用するに当たり、ネットでいろいろ調べました。
機内食がまずいだとか…
飛行機が揺れるだとか…
サービスが悪いだとか…
出るわ出るわ、悪評価の数々。
でもそんなに悪い評価をされてる航空会社、逆にどんなものか知りたくなりません?
ロシアのフラッグ・キャリアだし、去年サッカーW杯も成功させてる国だし、もしかしたら今は安いけど皆の評価が高くなくて、お得かも!!!
と思って、(あと、スホーイに乗れる!と思って)モスクワ経由のアエロフロートを選択したのでした。
東京→モスクワ(9時間50分)
実際に乗ってみると、なんか、ネットでわーわー言われてる割にめちゃくちゃ良かったです!!
6時間以上のフライトで、日本出発が12時だと、昼食+夕食+ドリンクサーブ2回も出るんですね!
僕は酒が好きなので…ドリンクサーブはワインにしました
昼食(+コーヒーor紅茶)
ビーフwithパスタ orフィッシュwithライス?でした。
僕はビーフwithパスタを選択。合わせものがちょっとしたお寿司と、パンと、レモンケーキ…炭水化物ばっかりやんけ!
ビーフストロガノフってこういうやつじゃない?めちゃくちゃおいしかったし、パスタと言いながら塩焼きそばのような麺がとっても日本人の口に合います。
その残りのソースにパンつけて食べたレベル。
食後はコーヒーか紅茶が選べます。写真右奥のコップに注いでくれるのですが、僕のは割れていたので伝えると、紙コップに入れてくれました。
アエロフロートのロゴが入ってて、ゴミにしかならないけど持って帰りたくなりました笑
夕食(+コーヒーor紅茶)
今度はチキンorシーフード?と聞かれチキンを選択。でも結局副菜にシーフードマリネあるじゃん笑そしてまたパンと、トブラローネがありました。チキンの下はまたパスタなのですが、昼食のとはまた違い今度は焼きうどんのような麺でした。
食べ終わってから気づきましたが、さっきのレモンケーキもトブラローネも、慣れてるっぽい人はコーヒーが来てから食べてました。僕らはもらったらすぐ食べてしまいました。
機内での食事以外の楽しみといえば、映画ですよね。
今回乗った機体は、前の座席のヘッド部にエンタメ用のモニタがついてました。映画はもちろん、TVシリーズ作品も見れたり、音楽もラジオじゃなく自分で選べる感じだったり、時代の変化を感じました…
僕が昔乗ったやつは、映画はチャンネル毎に延々ずっと流れてるやつで、音楽はラジオでした。それが今回はすべて自分のタイミングで楽しめる…!さすがフラッグ・キャリア。
僕は見損ねてたスパイダーバースを観ました。
そんな先進的な機体の中にあって、唯一心安らぐ懐かしいものが「ゲーム」カテゴリでした。
ソリティア、昔狂ったようにやりましたよね??コンピュータの授業で先生から隠れながらやったなぁ…iPod mini(古い)を買ってもらったときにもソリティアはあって、塾の休み時間にひたすらやったのを思い出して、気づけば2時間超プレイしていました。思い出補正って恐ろしい
総じて、「アエロフロート最高じゃん???」という東京ーモスクワ便でした。
こんなにもてなされるなんて、生まれたとき以来じゃないかな??
9時間50分、本当に経ったのか…?気づいた頃には着陸態勢に入っていて、スンと着陸して、この佇まいだった。
着いたよモスクワ!ロシア!
モスクワ シェレメチェボ空港(2時間50分のトランジット)
国際線→国際線の乗り換えの人は、出国しないけど出国審査するみたいなのがあり
パスポートと搭乗券のチェックだけする大人数と、搭乗券にスタンプを押す少人数のスタッフがいて、人数ギャップ分混雑してました笑
これが、もしフライトが遅れて、他の便と同時になったりすると阿鼻叫喚の図になるんだろうな…
僕らは旅慣れているので、まずは搭乗ゲートを確認。トイレの場所を確認。そして空港内をウロウロし始めました。
コーヒーを買ったり、免税店をふらついたり、あとは電光掲示板の写真を撮ったり、飛行機の停留している様を写真に撮ったり…
楽しくすごしました。順調ですね~、非常に快適でした。
宇宙食の自販機。COSMONAUTって書いてあるのかな
ソーセージの位置よ
シェレメチェボ空港は去年行ったクアラルンプールのKLIA2空港と違い、巨大な空港なのに行き交う人が急いでおらず、うるさくもしていない上に空気はカラッとしていて、かつ自分たち以外が超絶美男美女でした。
チキステさんはここで、「こんなゆったりできる空港なら、ずっと居てもいいよ」と口を滑らしていました。
フラグ立てるのやめろってw
2時間が経過して、だいたい出発時刻のたぶん30分くらい前に搭乗ゲートに戻ってきたと思います。
その頃まだゲートは誰もおらず、スタッフも特に何も言っていませんでした。
まだ手続き始まってないのかな?と思い、チキステと二人搭乗ゲート付近のベンチで待っていました。
しかし、出発の20分前になっても何もアナウンスがないので、「一応どうなってるか聞いてみる?w」と僕がふざけて搭乗ゲートのスタッフに聞きに行きました。
背の高い男性スタッフの答えは…
「End of Boarding」でした…
え?
と思うじゃん?
え!?と思って電光掲示板を確認すると
18:55 Tallinn End of Boarding
まじやん!?!?!!?
スタッフにまじで!?僕らそれ乗りたいんだけど!??って言ったけど、腕を前にクロスされて終わりました。。。
つまり
30分前に搭乗ゲートに戻ってきたときッ!!
すでに(他の人の)搭乗は終わっていたんだッ!!!!!!
あー、やった。YATTA!
はっぱ隊だ僕らは!
えええ~~どうしよどうしよ。
こう言うときに焦って行動してはいけません。この切羽詰まった状況で、事前に準備していたことが役に立つのです(震え声)
僕はこの旅を予約するとき、もし東京ーモスクワ便が遅れて、トランジットに失敗したらどうなる?をシミュレーションしていました。
時刻表上は翌朝8:45に次のタリン行きの便があります。そのため、その場合はチケットをこれに振り替えてもらい、空港で一夜を明かすことになるでしょう。
空港内には(ロシア入国には査証が必要なので)ホテルがあります。その宿泊手配も、航空会社にしてもらえるはずです。
さらに食事用のバウチャーチケットももらえるので、朝食にも困らないはず。
これらをすべて頭に入れた上で、今回の旅が始まっていたのです。
今出る便に乗れないとわかってすぐ、まずは翌朝のフライトに空席がありそうか確認。
OK、あった。
ここで慌てて予約してはいけません。もう出国ロビーに入っていますから、予約したとしても搭乗券を発行する機械はなく、手にすることができません。
腕バッテンの空港スタッフに「どこで別のチケットを取れますか?」と聞いて、アエロフロートのチケットデスクを教えてもらいました。
ロシア語と英語でチケットカウンターと書かれていたので、迷わず英語のカウンターで、肝っ玉母さん的なスタッフさんに正直に話した。
「タリンに行きたくて、搭乗券もあるんだけど乗り遅れてしまった、別の便はありますか?」
肝っ玉母さんは素早く手配をしてくれ、
明日の朝の便で、手数料がひとり5400ルーブルだけどOK?
この紙を隣のカウンターのスタッフに渡せばチケットがもらえるよ!
と送り出してくれました…
肝っ玉母さんまじ肝っ玉母さんだった
そして隣のカウンターのスタッフさんにチケットを発行してもらいつつ、
「I have some question」を発動。
預け入れ荷物はどうやって受け取れますか? → あなた達と一緒に到着しますよ
査証がないんだけど、空港内にホテルはありますか?どこですか? → ターミナルEにV Expressというホテルがありますよ
などを教えてもらいました。
空港内にはいたるところにカプセルホテル的なものがあり、最悪はそこでも良かったのですが
やっぱり鍵がかかってちゃんと休めるホテルがいいよね。
このV Expressというホテルのスタッフさんも僕も、英語は流暢ではないので
何度も何度も確認をして、ついにチキステと僕のツインルームを手に入れました!!!
最後に泊まる予定だったホテルにメールで「今日行けなくなったけど明日絶対行くから予約とっておいてね!!!!」と連絡して、怒涛の手配は終了。
疲れた、めっちゃ。
やっとちょっと落ち着けたので、写真を見始めました。
そしたらこれ、18:17に撮っていた写真なのですが
Tallinn Now boarding って書いてあるー!!!!このときに気づいてれば…
宿の手配ができたとき、実は後ろにもう一人日本人が並んでいました。
キーを受け取ってホテルに入ろうとすると、話しかけられました
「すみません、僕英語できないんですけど、通訳してもらえませんか?」
え?え?なに?
混乱第二ラウンド開始、カーン
彼はフランスからモスクワを経由し日本に帰る便で、フランス→モスクワが1時間半遅延したために、もともと1時間半しかないトランジットができず、空港にて一夜を過ごすことになったそう。
この場合、上に書いた航空会社が負担していろいろサービスを受けられるんですが、
「荷物をどうしたらいいかがわからないんです、いっしょに聞いてもらえませんか」とのことで、
ぼくらは再び、あの肝っ玉母さんのところへ。
結局なんのことはなく、彼の場合自分が乗ってきた飛行機自体が遅れているので、荷物はまだモスクワにあり、翌日の便で一緒に成田に着くよとのことでした。
まあ、翌日の便というのが、24時間後なんですけどね…がんばれ…
彼は夕食と朝食のバウチャーをもらっていたので、無駄にこの空港にくわしくなっていた僕らはそのバウチャーが使える場所を教えて、さよなら。
その後、小腹が減ったので部屋を出たらちょうど彼がいて、「全然大したもの食べれなくて…ついていっていいですか?」というので一緒に食べました。
ロシアっぽさを感じたのでミートパイ
食事しながらちょっと話したけど、たぶんハタチくらいなんじゃないか…?
自衛官からフランス陸軍外人部隊に転職して、コルシカ島で働き始めて1年ちょっと。今回がはじめての帰国で、フランス語は話せるけど英語は話せないらしい。ちなみに帰国子女とかではない。日本でどんな育ち方したらフランス語だけはできるようになるんだよ。。。
食べ終わったら21時、日本は午前3時くらいです。ここまで飛行機の中でも全く寝ずに楽しんでいたので、これで寝れば時差ボケもなくなるし一石二鳥!
翌日8時05分に搭乗が始まる、その瞬間に搭乗をしたいので6時に起きよう、そのために5時くらいからアラーム鳴らそうと決めて、僕らは緊張の中眠りにつきました。
が、3時くらいに一度目が覚め、もう一度寝ようとしても(日本はもう9時くらいなので)全然ねれず…勝者、時差ボケ!
緊張の中まずは飛行機の出発するゲートを確認
ヒェ~ターミナルがE→Dに変わっとる…
でも状況把握が大事ですからね。搭乗時刻もステータスも異常なし、OK!
準備して早めにホテルをチェックアウト。宿泊予定だったホテルからは返事が来てないけど…最悪どうにか手配しないとだな…
ロシアはオレンジが好きなのかな?
モスクワ空港だけで3杯目くらいのコーヒー、カフェラテにするとほぼミルクくらいのやさしいのが出てきます。これで410ルーブル、700円くらい?
この記事を書きながら待っていたのもあり、結構すぐに時間はやってきました。
今度は搭乗手続き開始の5分前から席を立ち、列形成をしました。
果たしてすんなり乗れるか…??止められたりしないか…????
ぜんぜんなんも起きなかった。やったー!YATTA!(はっぱ隊)
成田→モスクワ便と違って、人は全然少ないけど、一応他にも乗客いたし。
東京から行く人が少ないだけで、他の国とかからはエストニア行く人いるんだね…!!!
このフライトは朝食が出ました。
昨夜のフライトだとお菓子くらいしか出なかったはずなので、ちょっと得した?笑
アエロフロートのコーヒーでミルクありは、ほぼミルクです
クロワッサンに惣菜を挟むという斬新なアイデア、めちゃめちゃ美味いので日本でも食べたい
絵画の絵は写実性とトレードオフで目の精気が失われている
おまけのチョコ。
1時間20分くらいで
着いた…
近いようで遠いエストニア(風評被害)、着きました…!!!
午前中のうちにエストニア着けたので、午後から観光しちゃえまーす!
敵は己が内にあり、でした
いやはや、アエロフロートさんがどうとか、空港がどうとかじゃありませんでしたわ…
自分の慢心、浮かれ、勝手な思い込みこそが、旅の敵でしたわ…
むしろアエロフロート、空港スタッフにめちゃめちゃ助けられて、最終的に半日遅れ程度でエストニアに来れています。
肝っ玉母さん、チケットのお姉さん、腕バッテンさん、ホテルのお姉さん、ほんまありがとう。
旅のしょっぱな、出だしで躓いたのは昨年の出発前パスポート紛失に続き2年連続、マレーシアでは終盤にも携帯をすべて盗まれるといった事案もありました。
どれも自分の油断が招いた事態なので、今回の旅こそはこれでドタバタは終わりにして、いい旅にしたいと思います!
では、戒めと共に締めの言葉とかえさせていただきます。みなさんも一緒にご唱和ください。
油断、ビックエネミー
ご精読ありがとうございました。
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